独立行政法人
家畜改良センター鳥取牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

黒毛和種の一卵性双子の話(6回目)

2-a-2.相似性 <2>

 相似性-つまり似ているということはどういうことでしょうか。人でも顔が似ている、性格が似ているなどと言いますが、数字で表せないようなことは一般的に見る人によって感じ方が変わり、本当に似ているとしてもそれを客観的に証明することは難しそうです。
図4 一卵性双子の鼻紋の画像
図4 一卵性双子の鼻紋
一卵性双子の外貌についてできるだけ数値化することにより相似性を調べたものがあります。表1-1は黒毛和種一卵性双子2頭について体表の旋毛の状況※や体全体の外貌を数値化し、比較したものです。表1-2(図3参照)は頭部の各部を月齢を追って測定したものです。図4は鼻紋を比べたものです。1組だけの調査で何とも言えませんが、この双子組についての外貌は実物を見なくともこれらの数値から似ているように思われます(5)。

表1-1別ウインドウで開きます
DSC000080001の画像
※:ホルスタイン種では斑紋から外貌の特徴がわかりやすいものとなっています。しかし、黒毛和種は体表一面黒色で、外貌から特徴がはっきりしません。そこで、これまでも顔面、目のまわり、うなじ、胸部の背線(背骨)にできる旋毛(つむじ)について、それぞれの場所のどのあたりにあるか、いくつあるかを調べ特徴としてきました。現在は個体識別番号がその代わりになりつつあります。




(鳥取牧場業務課 小西一之)

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