よくわかる用語解説

糞尿処理

最終更新日 2018/07/12
糞尿処理関連用語

 

 

 

 

 

 

エアレーター(えあれーたー)

汚水処理施設に設置されている、汚水の中に空気を送り込む「ばっ気」を行う装置のことです。空気を送り込むことによって好気性微生物の活動が活発となり、汚水中の有機物の分解が促進されます。

 

汚水処理(おすいしょり)

畜舎から排出される汚水は、水質汚染を防止するため有機物濃度を下げる必要があります。このため、汚水処理施設に流入させ、ばっ気を行い、排水中の有機物を活性汚泥法で分解して濃度を基準値以下まで下げたうえで放流しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

活性汚泥法(かっせいおでいほう)

好気性微生物(活性汚泥)を利用して、汚水中の有機物を無機化又はガス化することにより汚濁物質を除去する方法です。なお、回分式活性汚泥法という方法がありますが、回分式とは、「流入-ばっ気-沈殿-排出」を一つの槽内で繰り返し行う方法のことです。

 

切り返し作業(きりかえしさぎょう)

堆肥舎に搬入された敷料と混ざった家畜の糞(堆肥原料)の発酵を促進させるために、トラクターやホイルローダーを使って上下を入れ替えるなど、堆肥原料の中に空気を入れる作業をいいます。

 

た行

 

 

 

堆肥発酵処理(たいひはっこうしょり)

畜舎に排泄された牛の糞尿は、敷料(牧草、オガクズ等)に吸着させ、更褥(牛舎の清掃)時に堆肥舎へ搬出した後、ローダーにより切り返しを行い、一次発酵させます。その後、二次発酵処理施設に搬入して、攪拌機で強制発酵させ、完熟堆肥とします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

ばっ気(ばっき)

汚水をかき混ぜながら、エアレーターで中に空気を供給することで、好気性微生物である活性汚泥の活動が活発になり、汚水中の有機物の分解が促進されます。

 

ホイルローダー(ほいるろーだー)

土砂や糞尿、雪などをバケットや排土板で運搬、搬出等を行う大型機械です。ブルドーザーのようなキャタピラーではなく、タイヤ(ホイル)を付けていることから、こう呼ばれます。