家畜改良

種畜検査のデジタル受検について

最終更新日 2024/4/11
 
デジタル受検とは、現地に赴いて実施していた現地検査(現畜確認)を、条件を満たした動画や書類の提出に代えられる受検方法です。事前に必要書類と種畜の動画の提出が完了していれば、決められた日時に検査員の対応をしたり、種畜を繋留したりする必要がなくなります。
デジタル受検の流れ

 1.定期種畜検査日の日程調整

    前年度末までに、各都道府県と家畜改良センター間で日程を決定しています。
    定期種畜検査の日程については、お住まいの都道府県へお問い合わせください。

 2.細密検査の実施

    事前に細密検査のための採血等を実施します。
   ※お住まいの都道府県(家畜保健衛生所)で実施していることが多いです。

 3.デジタル受検の意向の伝達

定期種畜検査が予定されている日の1ヶ月前までに、お住まいの都道府県の種畜検査窓口へデジタル受検をする旨をお伝えください。都道府県担当者と家畜改良センター担当牧場間で、定期種畜検査時の行程を調整します。

 4.必要書類の提出

定期種畜検査が予定されている日の2週間前までに、必要書類及び種畜の動画を種畜検査員へご提出ください。
※都道府県を通じてご提出いただくことが多いです。

 5.  種畜検査員による提出資料及び動画の確認

定期種畜検査が予定されている1週間前までに、担当種畜検査員が、提出書類や動画を確認し、不鮮明な点や不足があった場合は再提出を依頼したり、現地への検査へ切り替えたりします。

 6. 種畜証明書の交付

デジタル受検が完了した場合、種畜証明書を郵送にて交付します。また、種畜検査が設定されている日に、種畜証明書番号や有効期間をお伝えします。

提出方法
提出電子ファイルのうち、提出書類(従前より提出いただいているもの)は、紙媒体の郵送、メールへの添付又は電磁的記録媒体(CD-R等(USB不可))による提出をお願いします。種畜の動画は、メールへの添付又は電磁的記録媒体にて提出をお願いいたします。
  提出物

提出形式(PDFと記載があるものはJPEG等の静止画像ファイル  でも可)



























種畜証明書 原本を郵送
申請書 PDF又は原本を郵送
同意書(黒毛和種及びホルスタイン種) PDF又は原本を郵送
血統証明書 PDF又は写しを郵送
伝染性疾患の検査結果 PDF又は原本を郵送
遺伝性疾患にかかる遺伝子型検査結果 PDF又は写しを郵送
精液検査結果 PDF又は写しを郵送
種付台帳 PDF、エクセル、ワードまたは写しを郵送
肉用牛の産肉能力検定成績 PDF又は写しを郵送
乳用牛の評価報告 PDF又は写しを郵送
豚の直接検定終了証明書、現場直接検定終了証明書又は産肉登録証明書 PDF又は写しを郵送
息馬の種畜証明書
PDF又は写しを郵送
体高測定値 PDF、エクセル、ワードまたは原本を郵送
種畜の動画 メールに添付又は電磁的記録媒体
(CD-R等(※USB不可))
説明書 PDF又は写しを郵送
デジタル受検のための動画の条件

1.撮影日、撮影場所を加工していない等についての説明書を提出すること。

2.1種畜につき1つの一連の動画とし、動画の編集はしないこと。また、耳刻、耳標などの特徴及び肢蹄、歩様、生殖器などの健康状態を確認するための部位はノーカットで撮影すること。 

(留意点)

  • 種畜の動画(以下「動画」という。)が途中で切れてしまうとその動画が当該種畜のものであるか否かの判別が困難となりますので、一連の動画として撮影いただくことが必要です。

3.特徴は、申請書に記載のある全ての特徴を明確に判別できるように撮影すること。

(留意点)

  • 牛については、両耳の10桁の個体識別番号。
  • 馬については、白徴、入墨、旋毛及び烙印は血統証明書に記載のあるもの全て(血統証明書の交付を受けていないものは申請書に記載のある特徴全て)。
  • 豚については、耳刻、耳標及び入墨がある場合はそのすべて。
  • 血統証明書の交付を受けているものについては、血統証明書と申請書の特徴が合致しているかを確認してください。血統証明書と申請書 (現畜)の特徴が異なる場合はその旨ご報告ください。
  • 画像が粗いと特徴の判別が困難な場合があります。フルHD(200万画素以上)、30fps以上での撮影を推奨します。
  • 光の反射等により、特徴が確認できない場合があるため、屋内、もしくは屋外の日陰で撮影するなど、光の反射ができるだけ抑制された環 境で撮影して下さい。

4.歩様を確認するため、歩いている様子も撮影すること。

(留意点)

  • 種畜検査においては、歩様の確認を行うことで疾病の有無、繁殖機能の障害の有無を確認しています。このため、歩様が確認できるよう十分な時間・距離(最低5秒程度又は5m程度)の歩いている状態を撮影してください。

5.動画は、定期種畜検査日の概ね2か月以内のものであること。

(留意点)

  • 例えば、令和6年10月27日に定期種畜検査が予定されている場合は、令和6年8月27日以降に撮影された動画が望ましいと考えています。
その他留意事項
  1. 動画撮影のために種畜に近づく際は、十分注意してください。(動画撮影により事故が発生した場合の責任を家畜改良センターで負うことはできません。)
  2. デジタル対応のための動画は、現地に赴かず種畜検査を実施できるようにするものです。このため、豚について家畜防疫の観点から特例的に認めている映像による確認については、現地での種畜検査を行う場合の措置であることから、定期種畜検査日の1週間前までに必要な書類等を提出してください。
  3. 提出いただいた書類及び種畜の動画は、種畜検査の目的以外では使用しません。また、これらをお返しすることができませんのでご了承ください。

 説明書ダウンロード

Word 
[DOCXファイル:20.2KB]
PDF  
[PDFファイル:257.9KB]