宮崎牧場では、品種比較展示ほのほか、実規模の展示ほも設置しています。令和6年度は、イタリアンライグラスの新品種「那系33号」を栽培中です。
宮崎牧場では、品種比較展示ほのほか、実規模の展示ほも設置しています。令和6年度は、イタリアンライグラスの新品種「那系33号」を栽培中です。
【は種直後の様子】
順調に発芽してきました。
【11月末の様子】
順調に生育しています
【3月上旬の様子】
霜や降雪で葉先の変色が発生しておりましたが、気温の上昇に伴って回復しました。
【3月上旬の様子】
拡大写真です。
冠さび病は、関東以南の比較的温暖な地域での発生が多く、発生すると被害の大きい重要病害です。暖地では、早播きの場合、秋にも発生することがありますが、翌春の気温の上昇とともに被害が拡大することが多いです。初めは、黄色の腫れ物状の病斑ですが、やがて長さ1~2mm、幅0.5mm程度の楕円形病斑となり、表皮が破れて中から黄色~オレンジ色の夏胞子が現れます。激発すると、葉身全体が黄色い粉を吹いたように見え、やがて枯死に至ります。
防除法としては、抵抗性品種を利用するとともに、適期刈取で刈取り回数を増やすほど防除効果が高くなります。
また、遅播きを実施すると発生を抑制できますが、イタリアンライグラスの場合、遅播きするほど減収となるので現実的ではありません。
【冠さび病】
(画像提供 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構畜産研究部門)
このように黄色の粉を吹いたような状態となります。
【冠さび病の病斑拡大】
(画像提供 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構畜産研究部門)