※養鶏農家が飼育する鶏を「コマーシャル鶏」といい、そのコマーシャル鶏を生産するための親鶏を「種鶏」、さらにその種鶏を生産するための親鶏(コマーシャル鶏から見たら祖父母にあたる)を「原種鶏」といいます。
種鶏や原種鶏は、それぞれが異なる特長(体重が大きい、産卵性が良いなど)を持つよう育種改良された集団(これを「系統(又は原々種鶏)」といいます。)から生産された鶏ですが、これらを適切な組み合わせで交配(交雑)することで、元の系統以上に優れた能力を持つコマーシャル鶏を効率良く生産することができます。これを「ハイブリッド効果(雑種強勢)」といいますが、このハイブリッド効果は一代限りのものですので、優秀なコマーシャル鶏を生産するためには、常に種鶏・原種鶏を確保しておく必要があります。