飼育方法

点灯管理

最終更新日 2021/03/09
ニワトリは本来、春から夏にかけて繁殖期を迎える動物です。日長時間が長くなると産卵が促進され、短くなると休産する特徴があります。
ここでは、開放鶏舎における点灯管理について紹介します。
育成期
餌付けから3日間は、ヒナの高さでの照度が60ルクス以上となるように設定し、24時間点灯します。日中はできるだけ日光を取り入れます。4日齢以降は徐々に点灯時間を減らしていき、10日齢頃までに自然日長にします。
ただし、消灯する際は調光機を利用して徐々に照度を下げていく必要があります。急に消灯すると、ヒナが驚いて鶏舎の隅などに集まって圧死したり、ダルマ型飲水器を使用している場合は水の中に入って死亡したりするので注意が必要です。
成鶏期
成鶏舎へ移動したら、産卵を促すため60ルクスで15時間点灯とします。明け方と夕方の両方に点灯時間を追加して、日長時間を延長させます。日中は育すう期と同様に日光を取り入れますが、曇りや雨で鶏舎内が暗い場合は日中も点灯して照度を保ちます。なお、成鶏は日没とともに止まり木の上などで寝る準備を始めるので、急に消灯しても問題はありません。
【免責事項】
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家畜改良センター兵庫牧場 業務課
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