高張力線の取り扱いについてちょっとしたコツを動画で準備しました。
テキストとして印刷する場合は、PDF版を活用ください。
第一章 高張力線を使った電気牧柵システムの設置手順
① 放牧予定地の 面積や外周 の 測定
② 設置図の作成
③ 支柱の設置
④ 碍子の取り付け
⑤ ワイヤーの設置
⑥ 杭及びバトンの設置
⑦ 緊張具の取り付け
⑧ クランプの取り付け
⑨ 危険表示板の取り付け
⑩ ゲートの設置
⑪ 電牧器の設置
⑫ アースの設置
⑬ 通電および電圧の確認
宮崎牧場における具体的な設置方法を手順に沿って紹介します。
高張力線は鋼線に亜鉛やアルミを加えた金属線です。ポリワイヤーよりも強度や耐久性が高いのが大きな特徴です。そのため、脱柵を防ぎたい方や、放牧地の長期利用を考えている方におすすめです。
高張力線電気牧柵は、主に電牧器、アース、ワイヤー(高張力線 、支柱、杭および バトン(打ち込まない杭で構成されています (図1) 。
一方で、高張力線による電気牧柵は、ポリワイヤーによる電気牧柵よりもコストや労力がかかることを心配される方もいます。しかし、支柱の設置場所などポイントをおさえることでコストを比較的抑えることができ、 設置作業も設置のコツをつかめば、かなりスピードアップするので、それほど苦にはなりません。
また、一度設置してしまえば、耐久性が高いため、改めて張り直す必要がなく、日常の手直しといった手間を省くことができます。

図1 基本的な高張力 線による 電気牧柵システムの概要図
<参考 高張力線を使った電気牧柵の放牧風景>




テキストページと併せて視聴をお願いします(それぞれの説明ページにもリンクが設置してあります)。