独立行政法人
家畜改良センター岡崎牧場
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家畜改良の推進、優良な種畜や
飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に
貢献することを使命としています。
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人工授精技術
採精作業のための準備
PPチューブに分注器(連続注射器)を用いて希釈液を分注します。
希釈液が入ったPPチューブにツベルクリン注射器をセットし、プラスチックカップを付けます。
個体別に人工授精を行う場合は、雄の羽数分、器具を準備します。
この人工授精セットを鶏舎に持ち込み、雄の精液を採取します。
採精作業
右手で鶏の足をつかみ、背部をマッサージします。
右手で足をつかみ、鶏を後ろ向きにします。
尾羽を左脇に引っかけるようにしながら総排泄腔を前に出します。
その後、足を左手に持ち替え、左脇を軽く締めます。
右手で総排泄腔の両脇を軽く押しながらつまみ、精液を搾り出します。
通常は、搾り手と受け手の二人一組で行います。
岡崎牧場では、多量(約3千羽)の種鶏に人工授精を行うため、効率的かつ確実に行える技術が必要となります。
このため、職員個々の人工授精技術の熟練を図り、以前は二人で行っていた採精を一人で行うようにしています。
ワンポイントアドバイス
<採精作業について>
人工授精に用いる1週間ほど前から週に2、3回の頻度で事前に採精を行うと、
精液が搾りやすくなります。
その際、総排泄口周りの羽や付着している糞を取り除いておくと、精液の採取が容易になります。
1回の採精で採取できる量は品種や個体によって異なります。
強く搾ると糞や血液が混ざる場合があるので、個体によって加減します。
<精液注入について>
雌に精液を注入する際は、放卵後一定時間置くことで受精率の向上が望めます。
目安としては、午後2時以降です。
また、雌に注入する精液の量は、原精液の場合は、1羽当たり0.02~0.03mLです。
希釈液の場合は、1羽当たり0.05~0.1mLです。(3~4倍に希釈します。)
希釈液を用いる場合は、少し多めに注入した方が、高い受精率が期待できます。
動画
採精作業及び精液注入の技術紹介動画を作成しました。
詳細につきましてはメール等でお問合せください。
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