種子生産

とうもろこし品種比較試験の収量調査を実施しました(令和7年9月)

最終更新日 2025/9/10

 十勝牧場では、北海道において普及すべき重要な飼料作物の優良品種及びその特性を認定することにより、広く畜産関係者等利用者に周知し普及を図ることを目的として、(一社)日本草地畜産種子協会(GAFSA)からの委託を受け、飼料用とうもろこしの品種比較試験を実施しています。

 当試験では、国内育成品種や外国からの導入品種を評価するために標準品種とともに同じ条件下で栽培し、開花期や絹糸抽出期等の生育調査、生草収量や雌穂重等の収穫調査を行っています。調査結果はサイレージ用トウモロコシの北海道優良品種の評価の元になるデータや育成品種の評価データとして活用されています。

 令和7年9月10日、約800㎡の調査ほ場において、種苗課職員総出で計22系統の刈取り、秤量等の収穫調査を実施しました。今年の駒場地区の天候(前90日間,2025/9/8時点)は、平均気温22.0℃(平年差+3.9℃)、日照時間合計516.0h(平年比139%)には恵まれ、降水量合計は215.0mm(平年比61%)と非常に少なく、開花時期や絹糸抽出期が平年より1週間程度早くなりましたが、無事に調査を終えることができました。

 引き続き、正確な調査データの分析・取りまとめに取り組んでいきたいと思います。