乳用種雄牛後代検定推進事業で実施されたフィールドにおける2012年10月以降の聞き取り調査記録で、以下の条件を満たすもの。
a. ホルスタイン種
b. 父牛が明らか
c. 初産記録(ただし、分娩月齢が18~35ヶ月齢であること)
d. 聞き取り時に分娩後365日以内で正常に泌乳中(盲乳がないこと)
e. 同一審査グループ(牛群・審査年月)に同期牛が存在すること
y=hym+A+L+u+e
ただし、
y | 気質(極めて温和、温和、普通、神経質、極めて神経質の5区分)または搾乳性(極めて早い、早い、普通、遅い、極めて遅いの5区分) |
hym | 牛群・審査年月によって区分される審査グループ(変量効果) |
A | 審査時月齢(母数効果:18~25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40ヶ月以上の15区分) |
L | 審査日における泌乳ステージの効果(母数効果:分娩後30日以下、31~60、61~90、91~120、121~150、151~180、181~210、211~240、241~270、271~300、301~330、331~365日の12区分) |
u | 個体の育種価(変量効果) |
e | 残差(変量効果) |
形質 | 遺伝率 |
気質 | 0.041 |
搾乳性 | 0.095 |
2020-8月より採用
気質・搾乳性の遺伝能力は、農家において管理がしやすく長持ちする牛群を作出しようというねらいがあり、標準偏差により標準化した7段階の基準で判りやすく表示しています。
表示の基準
表示 (評価値) |
目安となる意味 | |
気質 | 搾乳性 | |
103 | 温順性が比較的高い | 搾乳が比較的速い |
102 | ||
101 | 普通 | 普通 |
100 | ||
99 | ||
98 | 温順性が比較的低い | 搾乳が比較的遅い |
97 |