写真:ギニアグラスの種子
写真:熊本牧場で種子を増殖しているギニアグラス「ナツカゼ」
バヒアグラスは、南米原産の多年生暖地型牧草です。
耐陰性、耐干性および耐寒性に優れており、放牧用および乾草用として利用されます。
写真:バヒアグラスの種子
写真:熊本牧場で種子を増殖しているバヒアグラス「ナンオウ」
写真:イタリアンライグラスの種子
写真:熊本牧場で種子を増殖しているイタリアンライグラス「きららワセ」
トールフェスクは、ヨーロッパ原産の多年生の寒地型イネ科牧草です。
深根性で地下茎を有するため、寒地型牧草の中ではもっとも耐干性・
耐暑性に優れています。
放牧および採草用として利用されます。
写真:トールフェスクの種子
写真:熊本牧場で種子を増殖しているトールフェスク「ウシブエ」
写真:エンバクの種子
写真:熊本牧場で種子を増殖しているエンバク「たちあかね」
飼料用イネとは、家畜のエサとして利用する目的として品種改良された稲です。
食用品種よりも生育が旺盛で茎葉が大きく成長する品種や、もみ(米)をたくさん収穫できる品種があります。
飼料用イネは、イネのどの部分を家畜のエサとして利用するかによって以下の3種類の品種に分けられます。
写真:稲ホールクロップサイレージ(WCS)向け品種「ミナミユタカ」
イネの全体(茎、葉およびもみ)
を乳酸発酵させて家畜に与えるタイプの品種です。
牛の粗飼料として使われます。茎や葉が大きく育つのが特徴です。
最近では、「たちはやて」や「たちすずか」といった品種が開発されています。
写真:WCS
写真:飼料用米品種「ミズホチカラ」
お米(籾または玄米)を家畜に与えるタイプの品種です。
牛、豚、鶏の濃厚飼料として利用されます。
このため、籾の収量が多いのが特徴です。
写真:兼用品種「モグモグあおば」
植物体全体が大きく育つため、稲WCS用としても、飼料用米としても使えるタイプの品種です。
熊本牧場では、平成16年度から稲WCS向け品種の種子、19年度からは飼料用米向け品種の種子を増殖しています。また、飼料用イネ種子の増殖は日本草地畜産種子協会の受託で行っています。
各都道府県の畜産・農産課等担当窓口へお申し込み下さい。
配布価格については、担当窓口にご確認下さい。