種子生産

飼料作物種子の供給

最終更新日 2025/07/23
 育種から販売まで、牧草種子の流通とその中における家畜改良センターの位置付けについて紹介します。

牧草種子の流通

 公的機関において育成された飼料作物(牧草、とうもろこし)の育種家種子は、家畜改良センターが種子増殖を行っています(育種家種子→原原種子・原種子)。
 家畜改良センターが増殖した種子(原種子)は、(一社)日本草地畜産種子協会や種苗会社によって、海外の大規模なほ場でさらに増殖が行われます(原種子→保証種子)。
 このような流れにより増殖された種子は、輸入され種苗の小売店等において販売されています

原種子を利用した優良品種の普及

 家畜改良センター十勝牧場では、公的機関で育成された優良品種の普及を図るため、実証展示ほ場の設置を行っています。
 現在、十勝管内に8箇所あります。

実証展示ほ場の設置場所(令和7年7月現在)

品種名 設置場所

チモシー「なつぴりか」

アカクローバ「リョクユウ」

音更町(道の駅おとふけ)
チモシー「なつぴりか」 更別村
チモシー「なつぴりか」 浦幌町

チモシー「なつぴりか」、「なつさかり」

アカクローバ「ナツユウ」

帯広市
チモシー「なつさかり」 更別村

メドウフェスク「まきばさかえ」

足寄町

メドウフェスク「まきばさかえ」

トールフェスク「よかトール」

足寄町
メドウフェスク「まきばさかえ」

ペレニアルライグラス「ポコロ」

家畜改良センター十勝牧場

めん羊基地