評価される形質は、「未経産娘牛受胎率」、「初産娘牛受胎率」および「空胎日数」の3つで、牛群検定から娘牛受胎率は各産次における初回授精の成否、空胎日数は初産分娩後の空胎日数の記録を用います。
娘牛受胎率は、各産次において雌牛が初めて人工授精を行ったときに受胎する遺伝的な確率を"%"で表示し、空胎日数は初産分娩した雌牛が2産目を受胎するまでに遺伝的にかかる日数を"日"で表示しています。また、種雄牛の評価値は、本種雄牛の精液を用いて人工授精した時の受胎率を表すのではなく、種雄牛から生まれた娘牛の受胎率(空胎日数)に関する遺伝的能力を表しています。
初回授精年が1990年以降の牛群検定日記録で、以下の条件を満たすもの
a. ホルスタイン種
b. 父牛が明らか
c. 授精日記録が明らかでかつ、初回授精が受精卵移植でない
d. 初回授精月齢が未経産 8~26ヵ月齢、初産20~46ヵ月齢でかつ、初産の初回授精は分娩後365日以内であること
e. 同一管理グループ(牛群・初回授精年)に同期牛が存在すること
yCR0/CR1/DO= FHY +FM +FA +s + u +e
ただし、
| yCR0/CR1/DO | 未経産娘牛受胎率/初産娘牛受胎率/空胎日数 (娘牛受胎率とは初回授精の成否であり、空胎日数は初産分娩後の日数で365日を超える場合は365日とする) |
| FHY | 初回授精時の牛群・授精年の効果(母数効果) |
| FM | 初回授精月の効果(母数効果) |
| FA | 初回授精月齢の効果(母数効果) |
| s | 交配相手の効果(変量効果) |
| u | 個体の育種価(変量効果) |
| e | 残差(変量効果) |
| 形質 | 遺伝率 |
| 未経産娘牛受胎率 | 0.016 |
| 初産娘牛受胎率 | 0.020 |
| 空胎日数 | 0.053 |
2014-2月より採用
2015年生まれの雌牛の遺伝的能力の平均値が、未経産娘牛受胎率62%、初産娘牛受胎率42%、空胎日数138日になるように計算しています。