家畜改良

評価形質:泌乳持続性

最終更新日 2017/02/28

 泌乳持続性とは、ピーク時乳量を維持する能力をいい、泌乳持続性の高い牛は一乳期間においてピーク時と泌乳後期の泌乳量の差が小さいこととから泌乳持続性の低い牛と比べて飼養管理が容易となり、飼料利用性の改善や感染症の減少への寄与が期待される形質です。体型の線形形質と同様に“0.00”を基準とした標準化育種価(SBV)により表示しています。

データの範囲

 泌乳形質の評価に採用されたデータ。

評価方法

 乳量と同様、多産次変量回帰検定日モデルにより推定された泌乳曲線から、分娩後 60日目の乳量と分娩後240日目の乳量の差を泌乳持続性として表します。

遺伝率
形質 総合 初産 2産 3産
泌乳持続性 0.322 0.128 0.189 0.176

 2015-2月より採用