まめ知識

ニワトリの一生

最終更新日 2022/02/08
卵がふ化してヒヨコが育ち、ニワトリになって卵を産むというニワトリの一生を説明します。
下のライフサイクル画像のクリックマークの部分をクリックすると、説明の画像に移動します。
選卵
ニワトリの産んだ卵の中から、ヒヨコが生まれない卵を除きます。
1.採取された卵がふ卵舎へ届きます。
2.奇形卵、ひび割れ卵などを取り除き、汚れを落とします。
3.42℃の消毒液で2分間消毒します。その後、一晩かけてオゾン消毒します。
4.卵の成長を止めるため、温度14℃・湿度80%の部屋に移します。
 
入卵
卵を温めるための機械(孵卵器)に入れます。
1.セッターという孵卵器に卵を入れて、卵を温めます。
2.卵を温めると同時に、卵黄と卵殻膜が癒着しないよう卵を回します。
3.入卵から10日目に、卵の発育状況を調べます。
4.無精卵。
5.中止卵。
6.発育卵。
7.入卵から18日目に、別の孵卵器(ハッチャー)に卵を移します。
8.ハッチャーに卵を入れているところです。
 
ふ化
卵からヒヨコが産まれます。
1.入卵から23日目に、ヒヨコがふ化します。
2.鑑別師により、雄と雌に分けられます。
3.ヒヨコにマレック病(リンパ系の病気)のワクチンを接種します。
4.鶏舎(幼すう舎)に移動します。
 
え付け
ヒヨコを鶏舎に収容して、育てます。
1.鶏舎へは、箱に入れて移動します。
2.受け入れ初日。ブルーダー(ガスのストーブ)で上から暖房します。
3.水は、ニップル(金属部分)をつつくと自由に飲めるようになっています。
4.受け入れ2日目。エサを与えます。
5.エサにはトウモロコシや大豆粕、米ぬか等が含まれています。
6.受け入れから1週間後、段ボールのガードを外します。
7.3週齢、毛が生え替わっている最中です。
8.4週齢、毛がかなり生え替わっていますが、まだピヨピヨと鳴きます。
 
鶏舎移動
別の鶏舎に移動します。
1.4~6週齢、1羽1羽の体重を測り、体重等の成績から優秀な個体を選びます。
2.選んだ個体をカゴに入れて、別の鶏舎(大すう舎)に移動します。
3.大すう舎に移動しました。
4.14週齢、ニューカッスル病(呼吸器系の病気)などの混合ワクチンを接種します。
5.鶏の糞は発酵させて堆肥にします。嫌な臭いも少なく、見た目はサラサラの土の様です。
6.堆肥は地域の方に無料で配布しています。
 
鶏舎移動2
産卵するための鶏舎に移動します。
 
1.23週齢、この頃になると産卵できるようになります。
2.翼章番号を確認しながらニワトリをケージに入れていきます。
3.移動が終わり、ニワトリが元気にエサを食べています。
 
採卵
ニワトリが卵を産んで、優秀な子孫を残します。
1.後代採取用の単雄交配鶏舎です。1室で雄1羽・雌10羽を飼うことが多いです。
2.配布用の大群鶏舎です。1部屋で50~60羽飼うことができます。
3.鶏はトラップネストという巣箱で産卵します。
4.入ると扉が閉まり、人が開けないと出られない仕組みになっています。
5.個体番号(黄色の翼章)で、どの鶏が産卵したのか把握しています。
6.卵が迷子にならないように、産卵した鶏の番号と部屋番号を記入します。
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