中部日本養鶏研究会(会長:独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場長、米田勝紀)は、平成24年6月15日、愛知県岡崎市内で研究講座を開催し、約40名の養鶏関係者が参集しました。
冒頭の挨拶で米田会長は、「養鶏を取り巻く状況は依然として厳しいものがあるが、幸い今年は鳥インフルエンザ発生農場がなく、一息ついた感がある。中央の政局はTPPや消費増税の話題で揺れており、平成26年4月には我が家畜改良センターも、種苗管理センターと統合される方向ではあるが、養鶏についてはこれまでどおりの計画で進めているところである。近年、県との関係がだいぶ希薄になってきているが、日本鶏を通じて県との関係を挽回していきたいと思っている。中部日本養鶏研究会では今回のように重要な課題について講演会を開催している。今後とも更に精錬された会にしたいと思っているため、引き続き皆様方のご支援をお願いしたい。」と述べました。
研究講座において、鶏病研究会の佐藤静夫顧問から「ウィンドウレス鶏舎(採卵鶏)における鶏病の発生要因と対策」、また国産鶏普及協議の小松伸好会長から「国産鶏利用の重要性について」、さらに株式会社西垣養鶏場の西垣源正代表取締役から「たまごかけご飯で変わった!」について、ご講演をいただき、活発な質疑応答が行われ、今回も盛会のうちに幕を閉じました。