家畜改良

評価成績の表示

最終更新日 2017/02/28
推定育種価

 泌乳形質および、体型形質のうち得点5形質の評価値は、EBV(Estimated Breeding Value:推定育種価)で表示しており、ゲノミック評価の場合、SNP情報を利用して評価値を算出することから、Genomic(ゲノミック)のGを付してGEBVとしています。また、従来、記録を持たない若雄牛および未経産牛についてはPA(両親のEBVの平均値)が使われてきましたが、ゲノミック評価においてはPI(父牛とMGSから計算)にGを付してGPIと表示しています。

 また、雌牛については、EBVに恒久的環境効果を加えたEPA(Estimated Producing Ability:推定生産能力)を算出しています。

 GEBVまたはEBV・GPI、およびEPA は、ともに全国統一値であるため、導入牛を選定する際の自己所有牛との比較が可能となります。ただし、同一評価回次の評価値の比較が原則であること、およびGPIはEBVやGEBVよりも信頼度が低いことに注意が必要です。

標準化育種価

 体型形質のうち線形形質および泌乳持続性については、以下の式で算出されるSBV(Standardized Breeding Value:標準化育種価)で表しています。

 なお、種雄牛については、遺伝的な特徴をよりわかりやすく表示するため、乳量をはじめとする全形質についてSBV を算出しています。