家畜改良

信頼度および信頼幅

最終更新日 2023/08/08
信頼度および信頼幅

 乳用牛評価成績に示されている信頼度は推定育種価の確からしさを示す指標で、0から99%までの値で示されています。その値が高いほど信頼性が高いことを示します。また、信頼幅は概ね68%の確率で真の値が入ると考えられる範囲を示しており、信頼度が高いほど信頼幅は狭くなります。

 種雄牛の場合、主に記録を持つ娘牛の数が多いほど信頼度は高くなります。雌牛の場合は、自身の記録が多いほど(一般的に産次が多い)信頼度は高くなります。さらに、ゲノミック評価ではリファレンス集団が大きいほど信頼度が高くなります。リファレンス集団とは、SNP情報と記録を持つ娘牛を有する種雄牛、もしくは、SNP情報と自身の記録を有する雌牛からなる集団を意味します。この集団が大きいほどSNP情報を持つ個体のゲノミック評価値の信頼度は高くなります。