独立行政法人
家畜改良センター宮崎牧場

家畜の改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

電気牧柵の設置と利用

最終更新日 2022/02/15

宮崎牧場の放牧

 宮崎牧場では、17.5haの広大な草地に約40頭の繁殖黒毛和牛を輪換放牧しています。宮崎牧場の電気牧柵にて使用している高張力線は、脱柵防止が重要視される放牧地におすすめです。

放牧のメリット

① 給餌作業や糞尿処理などの日常作業が軽減される。
② 堆肥化施設や機械が不要なためコスト削減になる。
③ 牛が一日中歩き回ることで足腰が強くなる。
④ 耕作放棄地の解消につながる。
⑤ 農業生態系の循環を基にした持続型農業のためSDGsへの取り組みになる。
放牧のメリット1の画像
放牧のメリット2の画像

牧柵の種類

 牧柵は大きく物理柵と電気牧柵の2種類があります。そして、電気牧柵は高張力鋼線(高張力線)とポリワイヤーの2種類に分けられます。それそれで特徴が異なりますので、牧場の放牧スタイルに適した牧柵を選択しましょう。
表1 牧柵の種類と特徴
表1牧柵の種類と特徴の画像



高張力線
(鋼線に亜鉛やアルミを加えた金属線)
高張力線の画像


ポリワイヤー
(ポリエチレンひもに金属線が編み込まれている)
ポリワイヤーの画像



電気牧柵の仕組み

図1電気牧柵のしくみの画像

図1 電気牧柵の仕組み


 電気柵の仕組みとしてワイヤーには+(プラス)、地面には-(マイナス)の電気が流れています。 そこへ地面に立つ動物が、電気柵のワイヤーに触れる事で、電気が動物の体に流れ、地面を通じアースから本器へと流れる回路が成立します(図1)。この時に動物は電気ショックを受けます。この痛みで、動物は警戒心ができ柵に近寄りにくくなります。

宮崎牧場の電気牧柵設置手順

 宮崎牧場では高張力線を使った電気牧柵を設置しています。電気牧柵は主に、電牧器、ワイヤー、支柱、杭、及びアースにて構成されています。また、高張力線を使った電気牧柵は物理的強度が強いため、大きな張力に耐えられる頑丈な支柱が必要です。絶縁処理されていない支柱に直接ワイヤーをつなげると漏電してしまいます。そのため、支柱には絶縁体器具を装着します。
図2高張力線を使った電気牧柵システムの画像

図2 高張力線を使った電気牧柵システム

表2 宮崎牧場の電気牧柵設置手順
表2宮崎牧場の電気牧柵設置手順の画像




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見学および研修会について

 宮崎牧場では、放牧地の実証展示見学や電気牧柵設置の技術研修などを随時受け付けております。
 技術研修は、実際に職員が高張力線電気牧柵の設置を考えている現地を訪問し、研修会を兼ねた設置作業を行います。
 見学や研修に関するご質問は問い合わせ先へお電話ください。

研修1の画像
研修2の画像


【見学や研修に関する問い合わせ】
 独立行政法人家畜改良センター宮崎牧場業務第二課
 TEL:0984-23-3500(代表) FAX:0984-24-0953
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