独立行政法人
家畜改良センター宮崎牧場

家畜の改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

閉鎖群育種

最終更新日 2020/06/18

優良な育種素材豚導入を繰り返し行います。
閉鎖した群の中で、能力検定を行い、その成績に基づいて改良を進めます。
系統造成とも称される手法であり、下記のように実施されます。
1.改良目標値を設定します。
2.素材となる基礎豚を導入し、群を閉鎖します。
3.閉鎖された群の中で血縁を考慮しつつ交配を行います。
4.産まれた子豚の能力検定を行います。
5.能力検定の結果から統計的手法を用いて遺伝的能力を推定し、次世代の豚を選抜します。
6.3~5を繰り返し、1年で世代を更新し、群全体の能力を高めていきます。また、群を閉鎖することから群内の血縁が高くなり、能力のバラツキが小さくなります。
haisagun-1(2)の画像

現在、維持している系統造成豚
※宮崎牧場の系統造成の基礎豚群は、一般社団法人日本SPF協会が定めるプライマリーSPF豚の導入方法に準じて開腹手術により取り出された子豚です。
heisagun-4(1)の画像
このページの先頭へ