独立行政法人
家畜改良センター岡崎牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、
我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

キメラ鶏作出技術

これからの鶏育種への応用及び遺伝資源の保存を目的とした技術です。
胚の細胞を別の卵に移植すると、精巣や卵巣が移植した細胞に置き換わったヒナが発生します。胚細胞を保存すれば、受精卵の保存と同じことになります。
鶏の受精卵から採取した胚盤葉細胞や、鶏胚の血液中から採取した始原生殖細胞を別種の鶏の受精卵に移植し、培養を行うことによって孵化させます。
写真①(フロー図1)の画像

写真②(フロー図2)の画像

写真③(フロー図3)の画像
成長したキメラに横斑プリマスロックを交配すると、純粋な横斑プリマスロックが発生します。
この技術を利用すれば、受精卵の凍結保存が出来ない鳥類でも、胚細胞の凍結保存で同じことが可能となります
写真④(胚盤葉細胞を採取)の画像
写真⑤(白色レグホン種と横斑プリマスロック種のキメラ鶏)の画像
(写真左:胚盤葉細胞を採取している様子、写真右:実際に作出した白色レグホン種と横斑プリマスロック種のキメラ鶏)
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