独立行政法人
家畜改良センター兵庫牧場

家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産・供給等を通じて、 我が国の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命としています。

まめ知識

ロードアイランドレッド

最終更新日 2022/03/03

羽色

赤褐色

とさか

単冠またはバラ冠

耳朶色

赤色

皮膚・脚色

黄色

体重(おおよそ)

肉用タイプ:雄3.7kg、雌2.7kg
卵用タイプ:雄2.6kg、雌1.9kg

年間産卵個数

肉用タイプ:約180個~220個
卵用タイプ:約270個~280個

鳴き声

オスの鳴き声 [WAVファイル:616.1KB] メスの鳴き声 [WAVファイル:584.1KB]

特徴

862.jpgの画像
863.JPGの画像
兼用種のなかでは産卵性が最も優れた品種です。
肉用タイプは、専用種と比較して成長が遅いものの、長期間飼育する場合には適しているので、主として地鶏生産に利用されています。
卵用タイプは、濃い褐色卵を良く産み、主として雄が赤玉卵用鶏の種鶏として用いられます。

原産国

アメリカ

歴史

ロードアイランドレッドの品種名は、アメリカ東部ロードアイランド州で成立したことに由来します。

赤色マレー種、褐色レグホーン種、アジア系在来種の交配により成立したとされていて、1880
年頃に褐色卵の卵肉兼用種として有名となり、1905年に公認されます。この時公認されたの
はバラ冠の系統で、翌1906年には単冠の系統も公認されました。
(現在では、バラ冠の内種はほとんど飼育されていません。)

濃い褐色の卵を産むうえ、産卵率も比較的高かったので、アメリカからヨーロッパを始め世界
各地に輸出され、日本にも1904年(明治37年)に輸入されています。

産卵鶏として、白色レグホーン種との交雑種(ロードホーン)が1970年頃から用いられるように
なっています。ピンクの卵を産み、産卵率も非常に高いのが特徴で、横斑プリマスロック種と
白色レグホーン種の交雑種(ロックホーン)に代わり増加しました。その後1980年頃になると、
羽色によるヒナ鑑別が可能なことから、白色プリマスロック種との交雑種が赤玉卵用鶏の
主流となって現在に至っています。

肉用鶏としては、赤鶏生産や日本各地の地鶏の作出に利用されています。

※当場ではロードアイランドレッドは飼養しておりません。

他の品種

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